インタビュー

「オガサワラヒロユキ×ユピトーク」について。一問一答式のインタビュー 。

【オ】:オガサワラヒロユキ
【ユ】:ユピトーク
質問:瀬社家順子(FACE


Q1.お二人が出会ったのはいつですか?
【オ】2009年9月。京都のnanoと言うライブハウスで。タイガさんと言うライブフリーク主催のイベントで共演した際に。 

【ユ】2009年9月22日@京都nano タイガロックフェスティバル2 アフターパーティにて。


Q2.お互いの最初に会った時の印象はどうでしたか?
【オ】第一印象はメガネが女教師!って思った気が・・・。今はそんな風に思わないですが。

【ユ】音楽性が似てる(いい意味で)。


Q3.今回のスプリットアルバムを作ることになった経緯を教えて下さい。
【オ】初共演の後、また関西で一緒にやりたいなーと思って、大阪は扇町のpara-diceと言うライブハウスに話を持っていったんです。で、2010年1月に大阪(と京都)で共演しました。大阪のライブ後にpara-diceのスタッフがユピトークさんに「次はバンドで見たい。バンドは大阪で用意するから」と普通ではあり得ない話をして、大阪でユピトークバンドセットが結成された訳です。同時並行で、共作曲の「青」が出来て、その編成でライブしてるうちに、せっかくやし形にしたいなと思って。ちょうど、僕の周りでもスプリットを作ってるバンドがあって、僕はメロコアとかも通ってるのでスプリットの文化が好きやったんです。で、どうせならお互い何曲か曲を持ち寄ってスプリットCDを作ろう、とユピトークさんに話をした・・・と思います。 

【ユ】もう覚えてない。(覚えてないくらい自然の成り行き)


Q4.アルバムに入れる曲はどうやって(どういう基準で)選ばれたんですか?
【オ】共作の「青」はもちろん収録するとして、一言で言えば、自分の中での「隠れた名曲」的な楽曲を選びました。2010年4月よりマンスリーのツーマンイベント「二人の会」を始めたんですが、長時間演奏すると言うことで、曲が必要なので当時、あんまりやっていなかった昔の曲を引っ張り出してきて、その中で自分の気に入っていた曲を入れました。  

【ユ】1曲はもちろん「青」で、あとは自分の曲を2曲ずつ。お互いのカバーを入れようという話もありましたが没になりました。


Q5.大阪と鹿児島という離れた場所で活動されていますが、レコーディングはどうやって進められたんですか?
【オ】共作の「青」は大阪でベーシックを録って、歌録音はユピトークさんに大阪に来てもらって一緒にやりました。バッキングのエレキギターとオルガンはユピトークさんが家で録ってファイルを送ってもらって、最後は高橋健太郎さんのところにデータを送ってミックス・マスタリングを施してもらったと言う流れです。

【ユ】基本トラックはわたし以外のメンバーが大阪にて。ギターやシンセはわたしが自宅で。歌入れはまだわたしが東京にいた頃に大阪に行って。


Q6.1曲目に収録されている「青」はお二人の共作ですが、どんな方法で作られたんですか?
【オ】最初、ユピトークさんが「共作しない?」って話をくれて、ギターと歌だけのデモをもらいました。デモの段階でサビの歌詞は既にあったので、僕はそこからイメージを膨らませて残りの部分に歌詞をのせました。あとは、歌の担当分けくらい。割とスムーズに進んだと思います。

【ユ】もともとユピトーク用に作ってあった曲で、歌詞はサビだけあったのです。サビ以外の歌詞はオガサワラさんに丸投げさせていただきました。


Q7.2/26の「二人の会」の時にMCで言われていたように思うんですが、4曲目の「ギター」と5曲目の「ウォーリー」と偶然三拍子の曲が続いたということですが、曲順はどうやって決められたんですか?
【オ】曲順は僕の独断と偏見で。実はあんまり深く考えてなくて、通しでも聞いてなかったんですが。これでどう?って訊いたら「いいと思う」で即決やった気が。しかし、お互いどういう曲持ってくるか、とか何も打ち合わせしてないのに適度にバリエーションがあっていい感じの選曲、曲順になってるなーと思っています。

【ユ】オガサワラさんにお任せ。


Q8.このスプリットアルバムにタイトルは付けられていないようですが、もし仮に付けるとしたら何にしますか?
【オ】色々考えたけど、どれもしっくりこなくてもうそのままでええやん、となりました。

【ユ】「大人の青春の轍」。


Q9.お二人は音楽性や活動方法などに共通している部分がお互いにあると思いますが、他にも似ているところがあるとしたらどこですか?(あれば、思い付けばで結構です)
【オ】天一が好きなところ?(しかも、女子では希少なこってり好き。)

【ユ】天一好き。意外と仕事にも一生懸命。


Q10.今後、更に共同で何かをするといった予定はありますか?
【オ】今のところないですが、いつか再現ライブみたいなのしたいねーとは言ってます。いつかまた共作もしたいなーと思ってます。 

【ユ】また一緒に曲作りたいな。今度はオガサワラさん作曲で。あと、ライブはまたやりたいね。


Q.11紙のジャケットに素敵なイラストが描かれていますが、ジャケットや歌詞カードなどでこだわった部分があれば教えて下さい。
【オ】ジャケは僕が仕切ってたんですが、僕の中でのテーマはマンガだったので、絵を描ける友達に頼みました。出来上がりは全然違うけど、kitsune maisonのジャケにインスピレーションを得ました。あと、デジパック仕様のジャケにしたくて、そこはちょっとゴリ押ししました。歌詞カードは僕が構成とかデザインとかやっています。紙質は暖かみのある素材にしたいなと思ってました。あと、共作のタイトルが「青」なのでテーマカラーが「青」と言うのはお互いにあったと思います。 

【ユ】オガサワラさんにお任せ。


Q12.このアルバムを作る過程で一番印象深い出来事は何ですか?
【オ】「青」のベーシックを録音した後にユピトークさんにデータを送ったんですが、僕のバッキングのエレキギターが全て差し替えられていて(まあ、仮で弾いてたんですが)、それによって、最後ウワモノのエレキギターを弾いてくれた安井さん(ベロニカ)が「ボツられたらどうしよう・・・」と不安がっていました(笑)。

【ユ】言いだしっぺは多分わたしですが、ほぼオガサワラさんに動いてもらったこと。


Q13.最後に一言お願いします。(しめの言葉というか、読んでいる人に伝えたいことを言って頂ければと)
【オ】色んな偶然や奇跡のようなものが重なってめでたくスプリットが出来ました。ぜひ聴いて下さい!

【ユ】今後とも二人の活動を飽きずに(懲りずに)見守っていただけたら幸いです。